ベランダ防水工事の期間目安は?工法・工期短縮の秘訣もご紹介

公開日:2026/01/26
ベランダ

ベランダの防水機能を改善する工事にかかる期間は、施工方法や実施する時期によって異なります。そこで今回はベランダの防水機能回復に必要な施工期間の目安はもちろん、表面の構造や防水層の種類を紹介します。ぜひご活用ください。

ベランダ防水の工事期間

防水の役割を果たす部分の作業にかかる期間は、1~7日とされています。対象の面積や使っている塗料によって変わるため、目安として考えてください。

ベランダの塗装部分は層になっている

ベランダの塗料が塗られている部分は層になっており、それぞれ施工が完了してから機能を維持できる年数が異なります。ベランダは家の外にあるため、防水加工が必要です。通常は素地調整して塗装に適した状態に整えてから、防水層を作り、太陽光による劣化を抑制するトップコート層で完成させます。

そのため、どこの層まで補修すべきかによって変わってきます。表面の変化だけでは判断できない場合もあるため、最後に工事したときからどれくらいの年数が経ったのかで判断することも有効です。各層の特徴と効果を十分に発揮する期間を把握して工事が必要かどうか判断してください。

トップコート層

トップコート層は、最も外側にある塗料の層を指します。太陽から降り注ぐ紫外線によるベランダを守る役割があり、施工が終わってから約5年が寿命とされています。最も表面にあるため、劣化が目立つ部分です。

塗料の色はグレーがよく使われており、2種類あります。ウレタン系は伸縮性に富んでおり、塗り重ねができます。リフォーム向けの素材です。1㎡あたり約2,000円とされています。

ポリエステル系は摩擦といった負荷に強いとされており、あまり伸縮せず、時間が経つと表面にダメージが現れます。値段は1㎡あたり約3,000円です。

トップコート部分だけがはがれたり、細かいひびが確認できるレベルであれば、塗り直すだけで補修できます。自分で作業する場合は、ベランダ専用の塗料を選ぶといいでしょう。

劣化が進むと下の層までダメージが発生してしまい、補修する手間が増えてしまうため、できるだけ早い対処を心がけてください。また、表面に劣化している箇所が見当たらなくても最後の施工から10年が経っているなら、塗装を検討しましょう。

防水層

防水層の寿命は10年以上といわれていますが、建物の場所や塗料の性質といったものが関係して変化します。上にある層の状態を維持していても内部の劣化は着実に進むため、10年を目安に防水工事を実施するといいでしょう。

もし、目視できるレベルの損傷があったり、ベランダに接しているところから水漏れが発生している場合は、迅速に補修を依頼してください。使われている素材によって特性や費用が異なるため、よく調べておきましょう。

FRP防水

FRP防水は、おもに新しい住宅のベランダに用いられる工法です。防水効果のある素材と補強材により、外部からの衝撃に強いとされています。施工が完了してから10~12年が寿命とされており、1㎡あたり8,000円が相場です。施工に必要な日数は1~3日とされています。

ウレタン防水

ウレタン防水は、さまざまな形があるベランダの塗装によく使われている工法です。下地に補強布を設置して防水素材を塗る密着工法と、緩衝シートと呼ばれるものを設置して防水素材を塗る通気緩衝工法があります。

密着工法の寿命は7~10年、費用は1㎡あたり約6,000円とされています。通気緩衝工法の寿命は10~15年、費用は1㎡あたり約7,000円です。両方とも工事に3~7日かかります。ウレタン防水は、どんな下地にも適用できる汎用性があります。

シート防水

建物の屋上に適しており、塩化ビニールシートを使った工法がメインです。塩化ビニールシートは太陽光に強く、摩耗しにくいという特徴があります。また、上に紫外線から守る特別な塗料を塗る必要がない工法です。

施工が完了してから10~15年が寿命とされています。1㎡あたり約8,000円です。工事完了までに3~7日が必要です。

工事期間に影響すること

工事期間に影響する要因は複数あります。対象の面積はもちろん、ダメージの程度も工事期間が伸びる原因です。塗料を乾かす時間も必要になるため、時期によっては予想以上に期間が延びることもあります。工事期間が延びてしまうおもな原因を把握しておきましょう。

対象の面積

防水工事を実施する面積が広くなると、必要な日数が増えます。塗料を塗るため、面積に比例して施工時間が伸びるのです。

また、ベランダの構造が複雑になると、必要な時間が増えます。たとえば、室外機や配管がある場合は養生が必要になり、塗料を塗るまでに時間がかかるでしょう。一般的に、段差がある部分の施工も時間がかかります。

劣化と補修

塗装部分のダメージが大きい状態だと、工事期間が延びます。防水工事を始める前に、損傷箇所を修正する必要があるため、工程が増えるのです。また、大きな補修作業では、片付けが発生するため、さらに期間が延びるでしょう。工事前の調査でどれくらいの補修が必要なのか把握してください。

施工時期

防水工事を実施する時期によって、工事期間が伸びることもあります。雨の日は施工ができません。また、塗料を塗るときの温度は完成した状態に影響するため、寒い日は作業が中断することがあります。

雨が多い時期や天気が安定しないときは、予定通りに進まない可能性があると考えてください。

スタッフの経験と人数

担当しているスタッフの人数は工事期間に影響します。スタッフが多ければ期間が短くなり、少ないとその分長引きます。

また、現場経験が豊富なスタッフなら迅速に工事を完了させることも可能です。管理者の采配が適切であれば、段取りがスムーズになり、施工にかかる時間が短縮されるでしょう。

このように、担当してくれるスタッフの経験と人数は、必要な工事期間を決定する重要なポイントとなります。

ベランダ防水にかかる期間を短くする方法

防水機能を回復させる施工にかかる期間を短縮する方法は施工が始まる前の計画にあります。原則として、天候の影響は避けられません。そのため、工事が難しい日があることを念頭に置いて計画することが大切です。また、高性能な素材を使えば期間を短縮できる可能性があります。

適切な素材の選定

利用する素材を適切に選択すれば、工事にかかる時間を減らすことが可能です。近年では、高性能でありながら短期間で施工できる素材が開発されています。

たとえば、すぐに乾く特性を持ったウレタン素材なら短い時間で塗装を繰り返すことが可能になるため、5日かかっていた作業が約2日で完了する場合もあります。このように、高性能な素材を選ぶと工事日数を減らせる可能性があるのです。素材を決めるときは業者と相談して決めてください。

余裕のある予定を設定

予定は余裕を持たせて設定するといいでしょう。雨の日が続くと工事が進められないため、できるだけ安定している時期に実施するようにしてください。

具体的には、春や秋などが向いています。夏は台風が接近する可能性があり、冬は雪や温度低下の影響を受けます。安定した時期に依頼することで、予定に沿った工事が実現しやすくなるでしょう。

まとめ

防水層の工事にかかる期間は1~7日が多いようです。ベランダの表面は層になっており、何度も重ねて塗ります。トップコート層と呼ばれる部分は太陽光による劣化を緩和する役割があります。最も外側にあるため、劣化状態が目視で確認しやすい部分といえるでしょう。すぐ下にある防水層は、水漏れを防ぐ役割があり、多くの工法があります。FRP防水は新しい建物に適した放水方法で、外部からの衝撃に強いのが特徴です。ウレタン防水は補強布や緩衝シートを利用した方法で、どんな下地でも利用できます。シート防水は塩化ビニールシートを活用した方法で、紫外線に耐性があり、上に保護する塗料の施工を省略できるものです。それぞれの特性を把握してから選択しましょう。また、防水層部分にダメージがあると追加作業が必要になるため、できるだけ早い段階での対処が基本です。目安として、太陽光にさらされる層は約5年が寿命です。防水層は約10年が限度になります。定期的に補修が必要になると考えましょう。防水を担う塗装にかかる日数は、工法や対象となるベランダの広さ、補修の有無でおおよそけっています。また、塗料は乾かす必要があるため、雨といった天候による影響で想定以上に施工期間が伸びる場合もあると覚えておきましょう。

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イメージ引用元:https://hodogaya-cp.com/引用元:https://www.dyflex.co.jp/引用元:https://www.saracenu.com/引用元:https://tajima.jp/waterproof-list/引用元:https://www2.nttoryo.co.jp/
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