今回は、既存防水層の撤去が必要なケースと費用の目安について紹介します。長年、同じ家に住み続けると、雨漏りが気になる方も多くいます。築年数が経過した住宅では、防水機能の低下が顕著です。家から既存防水層を撤去すると、新築のような家として住めます。本記事では、既存防水層の撤去が必要なケースと費用の目安について紹介します。
既存防水層の撤去とは
そもそも、既存防水層の撤去どのような場合に必要になるかご存じでしょうか。既存防水層の撤去に関して説明します。防水層の劣化が進みやすい分けとは
防水層の劣化は、家のどの部分よりも劣化が激しい部分と言えます。なぜなら、建物の屋上は太陽の強い日差しや雨に年中さらされるためです。そのまま放置すると、雨漏りや構造部のダメージへつながり建物全体の劣化を進行させてしまう恐れがあります。既存防水層の撤去とは
建物全体の寿命を防ぐために、屋上防止の改装工事が必要となります。既存の防水層をすべて取り除き、地下から新たに防水層を作り出すのが、撤去工法と言われています。この中で、既存の防水層をすべて取り除き、地下から新たに防水層を取り除く手法が撤去工法です。
かぶせ工法と撤去工法の違い
既存防水層の撤去には、かぶせ工法と呼ばれるものもあり既存の防水層の上から新たに防水層をかぶせる手法もあります。費用が安く工期も短いですが、撤去工法に比べ耐用年数がやや短いといったデメリットも存在します。また、下地の確認ができないといったリスクもあるため、自宅を改修する際はどの工法が適切なのかしっかり確認する必要があります。
既存防水層の撤去を行うメリット
さまざまな工法がある中で、既存防水層の撤去を行うメリットについて紹介します。防水層を一新できる安心感がある
既存防水層の撤去は、今あるものをすべて取り除いてから行うため、不具合を抜本的に解消できるメリットがあります。雨漏りリスクを大幅に減らせ、10年~20年の耐用年数があると言われています。また、ウレタン防水材のように地下の状態に合わせて適した材を使用できるため、長寿命型の防水層を設ける・遮熱性も欲しいといった要望にも応えられます。ウレタン防水材であれば、耐用年数が15~20年と長くもつメリットがあります。
下地の確認ができる
かぶせ工法では、普段確認できない下地の腐食を目視で確認できます。このため、適切な材料で下地補修ができるメリットがあります。下地補修を適切に行えられれば、雨水の漏れを未然に防ぎ将来的な補修コストも見据えた補修が可能です。排水性が向上し雨漏りのリスクが減る
既存防水層の撤去工法は、次の工程につながり屋上の排水性能が高くなります。水たまりができにくくなるメリットがあり、雨漏りのリスクを限りなくゼロにできる利点があります。排水溝まわりのゴミつまりは、実際に目にしなければ判断できない個所と言えます。見えにくい部分に関しても撤去工法であればすべての問題をすべて払拭できるメリットがあると言えます。
既存防水層の撤去を行うデメリットと注意点
既存防水層の撤去は、メリットもありますがデメリットも存在することを覚えておきましょう。既存防水層の撤去を行うデメリットと注意点について紹介します。工期が長い
既存防水層の撤去は、かぶせ工法と異なり工期が長いデメリットがあります。防水層の撤去作業には多大な時間が掛かり、地下補修や清掃は処理工程が多い傾向にあります。また、天候の影響を受けやすいため、時期が悪いとそのまま作業工程に時間を要するデメリットがあります。もし、テナントで既存防水層の撤去が必要となる場合は、事前に工程と工期を明確にしておくと安心です。
費用が掛かる
撤去工法は、防水層の撤去・廃材処理・下地処理といった工程があるためかぶせ工法に比べ費用が掛かるデメリットがあります。また、下地の劣化が激しい場合は、一般的な費用に比べ費用がかさみます。下地処理の善し悪しは、施工業者の技術力も大きく左右します。業者選びを怠ると、施工不良や防水性能の低下につながるため、見積もりとともにどの業者であれば適切に施工してくれるかの見極めも大切になります。また、予算内で納めたい方は、複数の業者へ見積もり依頼をおすすめします。